現場のあらゆるニーズにすばやく対応
私が所属する故障処理係は、東京都下水道局からの要請を受けて出動します。とくに多いのは、家庭からの排水が公道の下水道管を詰まらせてしまったというもの。すぐに高圧洗浄車などで現場に直行し、下水管の詰まりをホースやバキュームを使ってきれいに洗浄します。現場では資材や工具の運搬から歩行者の方の誘導まで、工事に関わるあらゆる事に気を使い、仕事をおこないます。「今、現場で求められていることは何か」を見極めて柔軟に対応するよう心がけています。力仕事が多くて大変ですが、体を動かすことが好きな私には充実した時間です。
簡単な工事はひとつもない
いちばん印象に残っている現場は、ある飲食店で発生したラード詰まり。想像以上に汚れが溜まっていたために作業が翌朝までかかってしまいました。現場の状況を把握していても想定外の事が起こることもあります。「簡単な工事はないんだ」、ということを実感しました。しかし詰まりが解消し、お客様から心からの「ありがとう」の感謝の声をいただけた時、そのお声を耳にするだけで、それまでの苦労が一気に吹っ飛んでしまいます。「やってよかったな」と嬉しくなりますね。
自分ができることをひとつひとつ
この会社には5年前に中途で入社しました。もともと協力会社の一員として10年間働いていたので、この会社の雰囲気や社員同士の仲の良さは感じていました。その直感は正しかったですね。まったくの未経験だった故障処理係に配属された時も、先輩方や同僚がていねいに教えてくれました。その教わったことを活かしながら、今後はもっと皆さんを速やかにサポートできるようになりたいです。まだ経験したことのない工事はもちろん、機械の使い方や道具の名前など学ぶことはまだまだたくさんあります。自分ができることをひとつひとつ極めていきたいです。
家庭との両立もバックアップ
「土木業界は男性中心、女性には厳しい」というイメージがあると思いますが、この会社は別です。とても働きやすいですよ。現在、私を含めて３名の女性社員が現場で活躍しています。「年を重ねても長く仕事がしたい」という想いからこの業界を志望しましたが、できなかったことができる喜びや新しいことを知ることで自分の世界がどんどん広がります。家庭との両立もバックアップしてくれますから気持ちよく仕事ができますよ。
